5月の終わり、熊本にて

2024年05月29日

 色々な巡り合わせがあった結果、土日を挟んで2週連続で熊本へ足を伸ばした5月末。

 前半戦の主な用件は学生の学会発表の引率。

 概要は記事に書きましたが、着任初年度に配属された3名が揃っての口頭発表デビュー戦。自分の発表に精一杯だったかもしれませんが、他大の学生の発表も聞いた上でそこから学ぶことがあったならば、ただ発表した以上の成果が得られたのではないでしょうか。

 チャンスの女神は前髪しかないとは良く言ったもので、他人に評価されるかどうかは運次第ですが、その俎上に乗るだけの地力を身に付けることが必要ってことは色々と身に沁みたかもしれませんね。何にせよ次回の奮闘に期待です。

 後半戦は学部4年生を連れ立ってのフィールド調査。

 台風1号の煽りを受けて調査の実施自体も危ぶまれましたが、日頃の行いの良い?参加者の人徳もあって大した雨には降られずに済むという幸運。調査の結果も中々得るものが多く、持ち帰った試料の分析結果がこれから楽しみ。

 常々、環境科学(≠化学)をやる人間は現場に出るべきとの教えがあり、私もそれに完全同意しています。実際に自分の足を運んで目で見ることは大変多くの情報をもたらしてくれるし、その結果取り組むべき事への解像度が大きく増します。それを早いうちに体感できたのは良い経験になったのではないかと期待しつつ。

 なかなかこの出張の調整は大変だったものの、研究室としては各々に多くの学びを得ることが出来た1週間でした。

 写真はやっと口にできた熊本名物の太平燕。でも夕飯としては少しヘルシー過ぎた感…。

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